Milking of from Uolmo on Vimeo.
ちまたで話題のジュネーブ産ニュー・マレット(ヘッド&固定方式)、Milkのメイキング・ビデオがサイトの正式立ち上げと同時に公開されました。
固定方式は以前から各国のプレーヤーによって紹介されていた「シャフトの中にナットを入れヘッドの外側からボルトで固定する」という方式なんですが、彼らの場合はそのナットをオリジナルで作成している部分とUHMW(超高分子量ポリエチレン)製のマレット・ヘッドの複雑な造形(彼らのヘッドはパイプではなくロッドをCNCマシンで削って作られており耐久性や固定の為に必要な部分は厚く、それ以外は極力薄く、外観のシンプルさからは想像がつかないくらい複雑に作りこまれています。)による軽量化が売りでしょうか。(ファースト・ロットの125mmのヘッドが80g (+/- 2g)、片面キャップ一体型のヘッドが88g(+/- 2g)と記載されています。因みに114mmのミルウォーキーのUHMW製ヘッドにキャップを付けたもの(およそ120mm)で実測99g+23.6g、THBPでごく初期に使っていた極薄のHDPE管が120mmで80g、バンクーバーで使われていた超軽量のソリッド・コアABSが130mmで79g、そして比較的日本でよく使われている黄色いHDPE管が120mmで115g程度です。)
ヘッドとシャフトの固定にはシャフト側に若干の加工が必要ですが、金のこやパイプカッターとやすりが有れば問題にならないレベルですし、ネジを締めて固定するだけで使えるように加工済みのシャフトも販売されています。(このシャフトは恐らくベルリンのRikのものでしょう。彼のシャフトは既に日本でも東京、大阪、徳島、福岡等で使われており、若干重めだけれども悪くないという評価を得ています。素材は勿論7075材です。)
開発しているのが Iron Ponies のメンバーを中心にしたポロ・プレイヤー達と言うこともあり、他にも表面加工等に工夫が見られますし、今のところテストしていた Call Me Daddyをはじめとするプレイヤー達にも好評なようですね。(ここ最近のヨーロッパの大会の映像を見ているとL'Equipeも使っているように見えます。)
但し、残念ながら他のマレット・ヘッドと比べると値段は高め。ヘッドと固定用のナットのセットで30スイス・フラン。日本から購入する場合は更に送料と輸入時に発生する税がプラスされますから結構な金額となってしまいますね。
ただ、一般的なスキーのストックや他のシャフトを使ったり、ヘッドの消耗に応じてひっくり返して使えるように元から空いているシャフト固定用の穴とは別に後二カ所固定用の穴を開ける為のマーキングが最初から施されていますので、ひっくり返して上手く使ってやればコスト・パフォ−マンスはそこまで悪くないでしょう。
ということでTHBPでも早速いくつかキャップ付きモデルのファースト・ロットを発注してみました。到着が今から楽しみです。
このヘッドに限らず新しいポロ用フレームがいくつか出てきたりと、最近のヨーロッパのポロ界は元気が良いですね。今年はWHBPCもヨーロッパで行われそうですし、要注目です。
2012/01/10
Milk
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