2011/05/29
1st Impression of MKE Polo Head
ミルウォーキーことBen's Cycleが発売中のUHMW(超高分子量ポリエチレン)製マレットヘッド、U.Sの大会の映像ではもう普通に見かけることが多くなってきましたね。ここ日本でもKamomeのメンバー達が早くから試していましたが、THBPメンバー始め、駒沢常連組も今月に入り使い始めました。
ということで、早速試用レポ。といっても未だ2週間しか使っていませんので、とりあえずのインプレッションです。
まず気になる軽さ。確かに国内で手に入りやすい黄色や青のHDPE管に比べると軽いのですが、決して劇的に軽いという感じはありません。「キャップ付きでの体感」という前提でいうと、東京のプレイヤーがよく使っていたキャップ溶着済みの黒いヘッドの厚手の物と薄手の物の中間ぐらいといった印象です。HDPE管でも物によっては(=薄手の物なら)、十分対抗できるのではないでしょうか(THBPで初期に使っていた極薄タイプの黒いHDPE管は同じ長さなら確実に軽量です。)。
MKEのヘッドは両端の一番削れやすい部分の厚みだけが約8mmあり、それ以外の部分は約3.8mmに削られています。恐らくこれが同程度の外径のパイプと比べて軽い最大の要因でしょう。
続いて耐久性、というか素材自体の硬度。実はこれが今回一番気になっていたところ。駒沢のタイヤやマレットヘッドに厳しい粗い路面では、今、自分がメインで使っているキャップ溶着済みのヘッドだと場合によっては2ヶ月持たずに使えなくなります。天地をひっくり返して使っても3ヶ月かそこらで交換です。
そこでHDPEより硬度が高く耐久性があるというこのパイプが気になっていたのでした。
写真はいずれも14日間使った状態のもの。週末が5日間、平日が9日間でそれぞれ週末は5〜8時間程度、平日は1時間から3時間程度、シュートやシャッフルの練習、ゲームとごくごく一般的な使い方をしています。(ゲームに関してはやりっ放しというわけではなく、当日参加していた人数に応じて交代しながらプレイしています。)
また、一緒に写っているキャップ溶着済みのHDPE管は1日あたり1時間弱(おおむね30〜45分程度)の使用で5日間使った予備のマレットのもの。ご覧の通り片側が大分削れてきてそろそろ寿命を迎えそうだったので、ひっくり返して使い始めたばかりのものです。
当然のごとく、キャップ側、それも身体に近い側がもっとも削れています。がHDPE管と比べるとかなりまし。実際ヘッドを加工しているときに一部ルーターで削ったりしたのですが、HDPE管では難なく削れるのにUHMW管ではかなり苦労しました。
そしてキャップ使用者にとっては前述の端の部分の厚みが更に意味を持ちます。キャップ自体も、この内側にはめ込む為の出っ張りがあり、パイプの外周側から付属のイモネジで外れないように固定してやるのですが、結果、キャップ部分は端から10mm程度にわたって10数mmの厚さになるのです。おかげで一番削れることの多い部分が厚くなり、耐久性向上に一役買っています。
以上、簡単ですがファースト・インプレッションということで。未だ未だ使い込んでみないと分からないこともあると思うのですが、現段階では少なくとも当初考えていた「練習用」のヘッドとしては合格点を出せそうです。
そうそう、もう一つ思ってもいなかった効果があるような気がしています。ただこれは自分個人の勝手な思い込みかもしれないので今回は書きません。もう少しいろんな人の使用感も聞いた上で判断したいと思います。但し、自分の思っているとおりだとすると、このヘッド、試合でも使うことになりそうです。
その他の写真はこちらから。
"MKE mallet head" photo album on Flickr
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