最近、マレットに関する問合せが多いのでTHBP的マレット考を。
柄
これは世界標準というか、やはりスキーのストックが主流ですね。軽い、握りやすい適度な太さ、加工しやすい、耐久性もそこそこある、一生懸命探すと安いものが見つかる(けど東京では結構探すの苦労してますが。(笑))と今のところ、やっぱりこれが一番かな。
マレット作りをはじめる時にUnder The Weatherのアナイスが「あたしもいろんなマレット見たけど、スキーのストックが一番だと思うわ」ってメッセージをくれたんですが、ホントにそのとおりだと思います。
マレットヘッド(パイプ)
これはホントに試行錯誤、トライ&エラーでここまできました。THBPで最初に使ったのがHDPEの二層管。これはもの自体は悪くなかったんだけど、重い!入手し辛い!
で、次に目をつけたのがHIPVC管。これは価格も安いし、入手しやすいし、割れないし(そもそも普通にホームセンター等で売っているVU管(薄いグレーの良くあるパイプ)は簡単に割れてしまうので、耐久性の面でも安全性の面でもお勧めしません。試合中に割れちゃうと危険だしね。)、と悪くなかったんだけど、結局海外の連中が使ってるのと同じ、HDPE管(一層管)に落ち着きました。
HIPVC管と比べると入手はし辛いんだけど、何より割れない、耐久性もそこそこ、そして軽い!(一般的なHIPVC管だとメーターあたり1100g程度。HDPE管なら最も重たい高圧用管でも800g程度。THBP推奨の硬質管なら600g程度)
実際にマレットヘッドとして使うのはせいぜい15cm程度だけど、この数十グラムが一日プレーすると確実に効いてきます。
実際、自作のマレットでポロをしてる人達に自分達のマレットを持ってもらうと、ほぼ間違いなく「軽い!」と言われます。(肉抜きしているせいもあるんですけどね)
で、更に上でも書いたようにドリル、ホールソー等を使って肉抜き(穴開け)をして徹底的に軽量化します。特に女の子用のマレットはストックとパイプを固定するネジの位置まで考えて極限まで肉抜きしてます。
当然耐久性は落ちますが、1年使えるかわりに重たくて一日に何試合も出来ない(腕上がんない)なんていうようなマレットよりは、何ゲームだろうとドンと来い!的な、勝ちにいけるマレットをという考え方で作っているのでいいかな、と。耐久性が落ちるといっても週に1、2回集まってやってる分には2、3ヶ月以上は普通に使えますしね。
パイプの径に関しては、外径5cm程度の一般的に呼び径40と言われるサイズのパイプから、現在はトリッキーなプレイにも対応出来る外径6cm程度の呼び径50といわれているサイズにシフトしてきていますね、うちの面々は。
さらに最近はパイプの幅も10〜12cm程度のショートサイズが増えてきました。
違いは?と言われるとやはり実際に使ってみてもらわないと説明し辛いんですけど、プレーしている回数が多ければ多い程、好みの問題は置いておいて「なるほどね」といってもらえると思います。
この辺はやっぱり海外から遊びにきてくれるプレーヤーの影響が強いですね。
てな感じで、少しはマレットのこと分かってもらえたでしょうか?
作り方はいろんなところに、しかも動画で載っていたりするので、こちらでは材料の部分を中心にお話させて頂きました。
ちなみにパイプですが、THBPで使っているのと同じHDPE硬質管を採用してくれているポロ繋がりな方々もあちこちにいます。気になるマレットを見かけたらちょっと聞いてみると手に入るかもしれません。
あ、31日も多少予備のパイプとマレットを持っていくので、欲しいって人は声かけてくれれば譲ってあげられるかもしれません。但し、早い者勝ちなので、無くなっちゃったらゴメンナサイね(この辺は営利目的でやってるわけではないので、ご理解願います)。
2009/10/16
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